'03購入。
Fender社とVictor Baileyとの協力で制作されたベースだ。
Victor Bailey は、Jaco の後がまとしてWeather Report に参加したテクニカル・ベーシスト。
ザヴィヌル・シンジケートでも鋭いところを見せている。
地味な人だが、ソロ・アルバムではとてもご機嫌なプレイを披露している。
この一本は、山野楽器サウンドクルー吉祥寺の店頭に'02の中頃から置いてあった。
入荷した時すぐに試し弾きをして、とても気に入っていた。
ネックが手にとてもシックリくるし、プリアンプの効く帯域と効き具合が素晴らしい。
中域をちょっと持ち上げた時の音は抜群である。
静かに弾いても激しく弾いても、ゆっくり弾いても早く弾いても、2フィンガーだろう
がスラップだろうが、何でもしっかりと応えてくれる。
22fretまであるので、上のFまで使える。
いわゆるJazz Bass は20fret仕様。
Funckの世界ではEのキーを多用するので、世の中には上のEまで使える21fret仕様のベースは多いが、このベースは更に半音多い22fret仕様。
このわずか半音のアドバンテージが、結構重要なポイントである。
痒いところに手が届くのである。
リアピックアップは'62 Jazz Bassの位置にあり、見事に《あの音》を出してくれる。
お店に顔を出す度に弾き、その度に感心していた。
一般市販ラインでの製造のわりに、あまりに良く出来たベースである。
が、簡単に手に馴染み過ぎ、簡単に理想の音が出るので何だか詰らなく、今ひとつ買う気になり難いという、妙な状態だった。
この一本は木目もイマイチ美しくなく、そこらを歩いているドラ猫の様で、何となく安っぽい様な気がしていた。
一年たってもこのベースは店頭にあった。
もはや弾き捲るのは私くらいになっていた。
これは《買え》ということかな…
そう思い始めて弾いてみると、何とも素晴らしいベースである。
これだけ出来が良いのは、この個体だけかもしれない…
楽器は見掛けより、音である。
よく見れば、私が弾いた爪痕もついているではないか(-_-;)
というわけで購入した。
店頭にかなり長期間飾ってあったこともあって、とても安いお値段だった。♪
自宅で、本物の'62 Jazz Bassと弾き比べて驚いた。
まるでソックリな音なのである。
これはかなりのお得感♪
早速、日比谷の帝国ホテルの地下にある【東京三田倶楽部】での『中村梅雀ライヴ'03』で使った。
素晴らしい弾き易さ。
音楽にしっくりとマッチする出音。
まるで何年も使い込んで手に馴染んだベースのようだった。
その後、このHPでも流れている『あした(Bright Fortune)』の作曲と録音に使ったり、'62 Jazz Bassの音で22fretのE#まで必要な曲で、時々使ったりしている。
ちょっとしたライヴでもこの一本を持って行けば全て間に合う。
本当にこれ一本あれば、殆どの曲に対応出来るのである。
今は頻繁に登場してはいないが、その内にいつも使う事になるかもしれない…
そんな予感のするベースだ。
※写真は準備出来次第、順次載せます。
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