No.27 【 EB Musicman StingRay Modify '04 】

 


アッシュ・ボディー
   メタリック・ブルー仕上げ(マッチング・ヘッド)
   メイプル・ネック/ローズウッド指板(34inch)
  AERO MM-4 ピックアップ
   Fodera Custom Circuit
   ボリューム/トーン、トレブル、ベース、
   ピックアップ・セレクター・スイッチ、
   プリアンプon/offスイッチ




'04年購入。
私は中学2年生の'67年からベースを弾いている。
'70年代〜'80年代の劇的な音楽の変化を体験して来た。
それにつれて、私のやりたい音楽も変わっていった。
世の中の音楽が変化する度に、スター的存在のベーシストが登場し、その愛器に私は注目した。
イギリスのロックから聴き始め、アメリカのジャズやフュージョンへと興味を広げた私にとっては、
ヘフナー・ヴァイオリン・ベース(ポール・マッカートニー)
ギブソンEB-3(ジャック・ブルース)
フェンダー・ジャズ・ベース(ジョン・ポール・ジョーンズ/グレッグ・レイク)
リッケンバッカー4001(クリス・スクワイアー)
アレンビックSSB(スタンリー・クラーク)
フェンダー・プレシジョン・ベース(ポール・ジャクソン/ウィル・リー)
フェンダー・ジャズ・ベース(ジャコ・パストリアス/マーカス・ミラー)
等々のベースが、重要な存在だ。
そして忘れてはならないのがミュージックマン・スティングレイ。

初めて見たのはルイス・ジョンソンのプレイだった。
彼が初めてクインシー・ジョーンズと来日した時は、Fender Precision Bassでプクプクガンガンという感じで【チョッパー】をやっていて、それもなかなかだったが、二度目に'81年に来日した時は『愛のコリーダ』が大ヒットした後で、武道館のステージを駆け回り、ド派手なソロをかなり長くやった。
この時に使っていたのが、ナチュラルボディーにメイプル指板のスティングレイだった。
彼独特の腕全体で振り下ろすチョッパーの、スピードとリズムはもちろん凄いが、シャープできらびやかなヒット音と、弾力に満ちたスティングレイの中低音は実に魅力的だった。
しかし当時実際に楽器屋さんで弾いてみると、Fender Jazz Bass派の私にはイマイチだった。
大好きなAlembicとも違う。(当然だが)
大型のハムバッキング・ピックアップ独特の音と、プリアンプの効き方がしっくりこなかった。
レオ・フェンダーが作ったわりには魅力を感じなかった。

何年かしてレオ・フェンダーが辞めてG&Lを作り、ミュージックマンはア−二−ボールに買い取られ、スティングレイに5弦モデルが追加され、アメリカのブラック・コンテンポラリー・ミュージックの間では、サドウスキーの5弦と並んで最もよく見掛けるベースになっていた。
現在ではセイバーのように2ピックアップのモデルも、ヴァリエーション豊かに追加されている。

サックス奏者のウォーレン・ヒルの″Another Goodbye″という曲で、カイ・エッカード(ジョン・マクラフリン・トリオ等で活躍している凄腕ベーシスト)がジェフ・ポーカロ(drs.やっぱり超ご機嫌♪)とのコンビネーションで、素晴らしいスラップ・プレイを披露している。
彼はこの曲で多分HUMANBASSというメーカーのベースを使っていると思うが、スティングレイの音としか思えない音色なのだ。
しかも他のベースは考えられない様な、見事なフィット感。
あまりにカッコイイので、スティングレイが欲しくなってしまった。

Ven Corporation がスティングレイに、AEROピックアップとFoderaのプリアンプを組み込んでモディファイしたのが、このベースである。
例によって『ラフタイム』に遊びに行った時、色が気に入って弾いてみた。

bass_no25 写真1

素直な音色が意外だった。
ピックアップのコイルタップ・スイッチと、プリアンプの使い方でかなり多彩な音作り が出来る。
パッシヴでも使え、トーンを効かせてもなかなか楽しい。
丸っこい音にすると、とても良い味が出る。
そしてやはり、プリアンプを効かせてスラップをやると気持ち良い。
元気で明るい音色がとても魅力的だ。
色もお遊び感覚で気楽に弾ける気がしてウキウキする。

頭のどこかで『一家に一台スティングレイ』みたいな感覚がある。
だから買うことにした。

弾いていると心が弾むベース♪
楽器として非常に大切な要素を、しっかり持ったベースだ。
(写真撮影:佐藤勝也)

※写真の追加は、準備出来次第載せます。

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